【業績でみる株価】チャーム・ケア・コーポレーションは好業績評価して5月の上場来高値試す、17年6月期利益予想増額して18年6月期も収益拡大期待

 近畿中心に介護付き有料老人ホームを展開し、首都圏事業も拡大しているチャーム・ケア・コーポレーション<6062>(JQ)の株価は17年6月期利益予想の増額修正を好感する動きだ。18年6月期も収益拡大が期待され、好業績を評価して5月の上場来高値を試す展開が期待される。

■17年6月期利益予想を増額修正、18年6月期も収益拡大期待

 17年6月期の個別業績予想を修正した。売上高は僅かに減額したが、既存ホームが高い入居率を維持したことに加えて、当期開設8ホームの入居が期初計画どおりに進捗して2桁増収となったようだ。利益面では首都圏事業の堅調推移、本社経費を中心とした費用削減、ホーム運営における人員配置適正化や業務効率化の効果で、計画超の大幅増益となったようだ。

 売上高は1億円減額して16年6月期比19.1%増の109億円、営業利益は1億40百万円増額して同2.0倍の8億90百万円、経常利益は1億40百万円増額して同2.1倍の8億40百万円、純利益は1億10百万円増額して同2.2倍の5億30百万円とした。

 高い入居率の維持、積極的な新規施設開設、さらに業務効率化などで、人件費の増加を吸収して18年6月期も収益拡大が期待される。

■株価は5月の上場来高値試す

 株価は17年6月期利益予想の増額修正を好感する動きだ。直近安値圏1300円近辺から切り返して、7月24日には1533円まで上伸した。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返し、13週移動平均線を回復した。強基調に回帰した形だ。好業績を評価して5月の上場来高値1620円を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る