【株式市場】米FOMCなど控え様子見ムード強まり日経平均は小幅続落だが材料株など強い

株式

◆日経平均の終値は1万9955円20銭(20円47銭安)、TOPIXは1617.07ポイント(4.50ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億9756万株

 25日後場の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合に当たるFOMCが同国時間25~26日に予定され、北朝鮮で再び弾道ミサイル発射準備の兆候があるとされたため様子見ムードが強まり、ソニー<6758>(東1)が一段ジリ安基調になるなど、主力株に重さが見られた。日経平均は前場の安値1万9941円61銭(34円06銭安)を割らなかったものの軟調で小幅だが3日続落となった。ただ、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、チタン工業<4098>(東1)が酸化チタンの需要増加期待などで一段ジリ高となり年初来の高値に進み、コクヨ<7984>(東1)は業績・配当見通し増額などが好感されて上げ幅を広げて2007年以来の高値。まもなく上場1ヵ月のツナグ・ソリューションズ<6551>(東マ)は日系の投資ファンド、レオス・キャピタルワークスによる大量保有が判明とされて急伸。トミタ電機<6898>(JQS)は7月締めの第2四半期が好調との見方があり急伸。

 出来高概算は14億9756万株(前引けは8億212万株)、売買代金は1兆8866億円(同9005億円)。1部上場2024銘柄のうち、値上がり銘柄数は593(同542)銘柄、値下がり銘柄数は1297(同1344)銘柄となった。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は6業種(前引けは4業種)にとどまり、石油・石炭、輸送用機器、非鉄金属、銀行、証券・商品先物、その他金融、が高い。(HC)

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