うかいの第1四半期は前年同期の大幅増益をさらに上回る好調なスタート

■第2四半期業績予想の利益を第1四半期で上回り、上方修正も

 うかい<7621>(JQS)の第1四半期は、前年同期の大幅増益をさらに上回る好調なスタートとなった。しかも、今第2四半期業績予想の利益も上回っている。

 16年第1四半期と比較すると、前期17年第1四半期の営業利益は80.7%増、経常利益102.9%増、純利益206.8%増と大幅増益であった。ところが、今期18年第1四半期はそれを上回る利益となり、好調といえる。

 18年3月期第1四半期連結業績は、売上高32億89百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益1億32百万円(同9.2%増)、経常利益1億23百万円(同14.5%増)、純利益77百万円(同15.3%増)となった。

 今期より、従来の報告セグメントである「飲食事業」を「事業本部」に名称を変更している。

 事業本部の売上高は、従来の店舗売上に加え、新店舗である2月にオープンした『ル・プーレ ブラッスリーうかい』の売上が加わることと、物販事業においても、自社店舗でのお土産品販売に加え、百貨店の催事出店販売等による売上が伸長した結果、売上高は30億15百万円(同5.7%増)となった。

 文化事業の売上高は、来館者数が順調に推移した結果、2億74百万円(同0.4%増)であった。

 今期は、4店舗の出店を計画していることと、今後の事業拡大を見据え、人材確保・成長に向けた投資を積極的に行うこともあり、通期業績予想では、減益を見込んでいる。

 しかし、第2四半期業績予想の利益を第1四半期で上回っていることから、上振れも期待できそうである。

 ちなみに今期18年3月期第2四半期連結業績予想は、売上高63億52百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益1億29百万円(同8.3%増)、経常利益1億05百万円(同11.7%増)、純利益54百万円(同8.9%増)となっている。第2四半期の上方修正が予想される。

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