【話題】「長雨で苦戦」だがサーティワンアイスクリーム切り返す、業績回復に期待続く

■ソフトバンクモバイルとのタイアップキャンペーン再開など期待する様子も

 B-Rサーティワンアイスクリーム<2268>(JQS)は18日の後場、4040円(5円安)で始まったまま堅調で、朝方の4025円(10円安)を下値に切り返している。「長雨でアイス・氷菓メーカー各社が苦戦し、試練の夏」(8月17日配信の毎日新聞ニュースより)などと伝えられたためか、出来高は低調で様子見ムードだが、日経JASDAQ平均を含めて全体相場が大きく下押す中で、強さが目立つとの見方が出ている。市場関係者の中には、春に実施したソフトバンクモバイルのスマートフォンとタイアップしたキャンペーンの再開などを期待する声もある。

 業績は2015年12月期を底に持ち直し、今期・17年12月期も回復傾向が続く見通し。第2四半期の業績(2017年1~6月累計・非連結)は売上高が前年同期比3%増加し、営業・経常・純利益は前年同期に比べて大きく赤字が軽減。通期の業績見通しは、第2四半期決算を発表した7月26日の段階で売上高を前期比1.5%増の200億円の見込みとし、純利益は同39.7%増加して2.45億円、予想1株利益は25円43銭の見込みとした。(HC)

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