日本特殊塗料は「ヒアリ」定着防止材など材料視され高値に迫る

株式市場 銘柄

■日経平均が朝高のあと伸び悩み材料株に目を向ける動き

 日本特殊塗料<4619>(東1)は30日、大きく出直って始まり、取引開始後に10%高の1973円(173円高)まで上げて戻り高値を更新した。外来生物法に基づく特定外来生物「ヒアリ」の定着防止対策補修材を手がけていると注目する様子があり、日経平均が朝高のあと伸び悩む様子のため、材料性のある銘柄に目を向ける動きとの見方がある。

 業績は2017年3月期に連結純利益などが最高を更新し、今期・18年3月期は伸び一服の見込みだが、株価は7月に2000年以降の最高値1985円をつけ、その後も高値圏で強さを見せている。6~7月、この高値に向けて20%高(約340円高)しており、テクニカル的にはこの上げと同クラスの上げが「N字型」に発現することもあるようだ。築地・豊洲の移転や2020年の東京五輪に向けても材料含みの銘柄になる。(HC)

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