江崎グリコ、乳業業界初の冷蔵FCEV導入、学校給食物流で脱炭素

■岐阜工場発、小学校向け牛乳配送で環境負荷低減

 江崎グリコ<2206>(東証プライム)は1月23日、鴻池運輸<9025>(東証プライム)と共同で、乳業業界として初めて冷蔵機能を備えた燃料電池トラック(FCEV)を導入し、1月20日から運用を開始したと発表した。岐阜工場で製造した学校給食用牛乳を地元小学校へ配送し、従来のディーゼルトラックと比べ年間約29.9トンのCO2排出削減を見込む。

 今回導入したFCEVは走行時にCO2を排出せず、静音性や低振動といった特性を持つ。住宅地や通学路周辺での運行にも適し、食品物流における安全性と環境配慮の両立を図る狙いだ。導入の背景には、江崎グリコが掲げる持続可能性を重視した物流改革と、鴻池運輸の脱炭素輸送への取り組みがある。

 車両は積載量2,750キログラム、航続距離約260キロで、水素充填時間は約10〜15分。岐阜工場では既に燃料電池フォークリフトや水素ステーションを整備しており、工場内外での水素利用を拡大する。今後は温度帯別の実証検証や大型車両・長距離輸送への展開、出前授業による環境教育を通じ、食品物流のゼロエミッション化を加速させる方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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