アイフリークモバイルが大きく出直る、帝国データバンクの調査を受けデジタル絵本の優位性など再認識

■「出版社の業績動向調査」で今後はデジタルシフトが焦点とされ注目再燃

 アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は1月24日、10%高の87円(8円高)まで上げた後も85円前後で売買され、大きく出直る相場となっている。コンテンツ事業でデジタル絵本「森のえほん館」などを展開し、帝国データバンクが発表した「出版社の業績動向調査」(1月23日)で「今後はデジタルシフトと出版流通の効率化が焦点」などと指摘され、アイフリークモバイルの優位性が再認識されたとの見方が出ている。

 今期(2025年3月期)は、4~9月にコンテンツ事業で人気絵本シリーズ「コークのITリテラシー絵本シリーズ」の一部作品を、画像生成AIを活用したデジタル絵本動画として配信した。また、子供が「活きた英語」を楽しく学べることを企図し、「森のえほん館」に英語絵本を追加する大幅リニューアルを実施した。

 帝国データバンクが発表した「出版社の業績動向調査」(1月23日)は、「出版社の『業績悪化』企業、過去最大の66.1%、物流費の高騰が響く」と従来型出版事業の現状を分析し、午前中のテレビ情報番組などで初回された。調査は、今後デジタルシフトが焦点になることや、中小出版社は市場ニーズに応えるなど、市場変化に対応するオリジナリティが求められることなどに言及した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る