【株式市場】どの政党が勝っても財政再建は先延ばしとの見方あり日経平均は軟調だがマザーズ指数などは高い

株式

◆日経平均の前引けは2万305円04銭(58円07銭安)、TOPIXは1670.76ポイント(5.41ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億9572万株

■3銘柄が新規上場しマネーフォワードは買い気配のまま初値つかず

チャート14 29日(金)前場の東京株式市場は、米S&P500指数の最高値などは好感されたものの、衆議院選でどの勢力が議席を伸ばしても財政再建は先延ばしになるとの見方があり、株価指数の先物が重く始まった。円安基調にもかかわらず自動車株が総じて軟調で、日経平均は10時過ぎに78円05銭安(2万285円06銭)まで軟化し、前引けも58円07銭安(2万305円04銭)となった。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 29日は3銘柄が新規上場となり、東証1部に直接上場となった西本Wismettac(ウィズメタック)ホールディングス<9260>(東1・売買単位100株)は、9時15分に公開価格4750円を6%下回る4465円で初値がつき、その後4475円を上値に売買をこなし、前引けは4385円。

 テックポイント・インク<6697>(東マ・売買単位100株)は11時1分に公開価格650円を64.9%上回る1072円で初値がつき、高値は1372円。前引けも1372円。

 マネーフォワードは<3994>(東マ・売買単位100株)は買い気配のまま売買が成立せず、前引けは公開価格1550円を70.4%上回る2642円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は6億9572万株、売買代金は1兆1392億円。1部上場2030銘柄のうち、値上がり銘柄数は689銘柄、値下がり銘柄数は1232銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は5業種のみになり、水産・農林、非鉄金属、医薬品、その他金融、電気機器、が高い。(HC)

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