【株式市場】日経平均は大引けにかけて下げ幅を広げたが材料株などは売買活発

株式

◆日経平均は2万1385円16銭(171円35銭安)、TOPIXは1607.66ポイント(12.76ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億122万株

 2月28日(木)後場の東京株式市場は、日経平均が94円安で始まり、前引けの水準(74円85銭安の2万1481円66銭)を幾分下回ったまま14時頃まで小動きを続けた。ソニー<6758>(東1)は前場よりも水準を下げて推移。トランプ大統領の顧問弁護士だったマイケル・コーエン被告が下院で証言し、大統領の法的リスクが複数浮上したと伝わり、材料株などの個別物色を除くと大きなトレードは少なかった模様。日経平均は終盤にジリ貧となり下げ幅を170円台に拡大し反落幅を広げた。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)が一段と強含み、プロパティデータバンク<4389>(東マ)は株式分割に加え業績・配当予想の増額が好感されてストップ高。スペースシャワーネットワーク<4838>(JQS)は引き続きインフルエンサーマーケティング事業のベンチャー企業の子会社化などが材料視されて再び上値を追いストップ高に進み高値を更新。

 28日新規上場のスマレジ<4431>(東マ)は前場、買い気配のまま売買が成立せず、14時11分に公開価格1370円の2.3倍の3225円で売買が成立し、その後3925円まで上げて終値も3925円。フロンティアインターナショナル<7050>(東マ)は9時22分に公開価格2410円を13%上回る2715円で初値をつけ、高値は前場の3090円、後場は一進一退となり終値は2830円となった。

 東証1部の出来高概算は13億122万株(前引けは5億5913万株)、売買代金は2兆4481億円(同9966億円)。1部上場2130銘柄のうち、値上がり銘柄数は702(同923)銘柄、値下がり銘柄数は1337(同1090)銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がりした業種は、水産・農林、サービスのみだった。(HC)

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