【注目銘柄】ネオジャパンはモミ合い上放れて上げ足加速、18年1月期利益予想は増額の可能性、10月10日~13日に立会外分売予定

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 ネオジャパン<3921>(東マ)に注目したい。企業・官公庁向けソフトウェアのパッケージ販売およびクラウドサービスを展開している。18年1月期第2四半期累計は大幅増益だった。通期利益予想は増額の可能性が高いだろう。株価はモミ合いから上放れて上げ足を加速している。IPO直後の15年11月高値を目指す展開が期待される。なお東証1部への市場変更における形式要件の充足を図るため、10月10日~13日の間に立会外分売を予定している。

■18年1月期2Q累計大幅増益で通期利益予想は増額の可能性

 18年1月期第2四半期累計(2月~7月)の非連結業績は、売上高が前年同期比9.6%増の11億27百万円、営業利益が42.7%増の2億50百万円、経常利益が31.7%増の2億61百万円、そして純利益が34.7%増の1億82百万円だった。

 クラウドサービスは16.5%増収、プロダクトは5.4%増収と、いずれも好調に推移した。クラウドサービスでは、ASP事業者向けが2.4%減収だったが、desknet’NEOクラウド版が利用ユーザー数増加で43.7%増収と大幅伸長した。プロダクトでは、中小規模ユーザー向けスモールライセンス、大規模ユーザー向けエンタープライズライセンス、desknet’NEOサポートサービスとも順調だった。

 通期の非連結業績予想は売上高が17年1月期比8.7%増の23億円、営業利益が10.3%増の4億32百万円、経常利益が5.3%増の4億51百万円、純利益が2.0%増の3億02百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.0%、営業利益が57.9%、経常利益が57.9%、純利益が60.3%で、利益進捗率が高水準である。上期に未消化だった営業費用を下期に消化予定としているが、通期利益予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価はモミ合い上放れて上げ足加速、IPO直後の15年高値目指す

 株価(17年7月1日付で株式2分割)は1000円近辺でのモミ合いから上放れて上げ足を加速している。10月3日には1743円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して、IPO直後の15年11月高値を目指す展開が期待される。(MM)

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