【銘柄フラッシュ(2017年・大納会)】ラクオリア創薬など急伸し富士ソフトサービスビューロは連日急伸

 2017年の年内最終取引となった29日は、東証1部の値上がり率1位が三機サービス<6044>(東1)の13.4%となり、28日に発表した業績予想の増額修正が好感されて13.4%高と急伸。

2位はナイガイ<8013>(東1)の8.4%高となり、株主優待制度の導入発表が好感されて一時10月30日以来の600円台を回復。

3位は津田駒工業<6217>(東1)の8.3%高となり27日に業績見通しを修正してから連日高い。

 宮入バルブ製作所<6495>(東2)は政府の「水素基本戦略」を受けて需要増加の期待が衰えず12.0%高となり3日続伸。省電舎ホールディングス<1711>(東2)は引き続き丸紅<8002>(東1)との提携や低圧太陽光発電所向けのトータルメンテナンスサービス事業への期待などが言われて8.3%高。

 ブランジスタ<6176>(東マ)はこのところクレーンゲーム「神の手」にトヨタのプリウスが当たる感謝祭などを相次いで発表し、29日付ではRIZAPグループとのタイアップ開始を発表したことなどが言われて18.5%高と急伸。アークン<3927>(東マ)はスパイウェアなどによるサイバー攻撃対策の需要が仮想通貨取引の拡大によって増加する傾向などが言われて一時3日連続ストップ高の16.3%高まで上げ、大引けも16.1%高。

 富士ソフトサービスビューロ<6188>(JQS)は株式3分割などが好感されて連日ストップ高の22.8%高。ラクオリア創薬<4579>(JQG)は開発中の胃食道逆流症治療薬に関するライセンス拡大などが材料視されて一時ストップ高の20.5%高まで上げ、大引けも20.5%高。ベルグアース<1383>(JQS)は中国での合弁設立を受けて巨大市場への期待が強まるとされて一時2日連続ストップ高の24.5%高まで上げ、大引けも11.9%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る