ロードスターキャピタルは売られ過ぎ感、不動産投資運用が主力で18年12月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 ロードスターキャピタル<3482>(東マ)は、付加価値を高めて売却する不動産投資運用を主力としている。収益は物件売却によって変動しやすいが、18年12月期大幅増収増益予想である。株価は3月高値から反落し、4月10日発表したエクイティ投資型商品の提供開始時期延期も嫌気する形で水準を切り下げた。ただし目先的に売られ過ぎ感を強めている。

■不動産投資運用が主力

 不動産とテクノロジーを融合し、コーポレートファンディング事業(不動産投資、不動産賃貸)を主力として、クラウドファンディング事業、その他事業(アセットマネジメント)も展開している。

 なお4月4日にクラウドファンディング事業におけるエクイティ投資型商品の提供開始を発表したが、4月10日には一転して提供開始時期の延期を発表した。
■18年12月期大幅増収増益予想

 18年12月期連結業績予想は、売上高が17年12月期比19.4%増の104億98百万円、営業利益が32.8%増の18億12百万円、経常利益が33.7%増の15億91百万円、純利益が13.4%増の9億円としている。収益は物件売却によって変動しやすいが、好業績を期待したい。

■株価は目先的に売られ過ぎ感

 株価は3月高値2914円から反落し、エクイティ投資型商品の提供開始時期延期も嫌気する形で水準を切り下げた。4月17日には1998円まで下押す場面があった。

 4月17日の終値は2146円で、今期予想連結PERは約25倍、時価総額は約224億円である。日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するマイナス乖離率が16%程度に拡大して目先的に売られ過ぎ感を強めている。(MM)

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