【株式市場・1月4日大発会】全面大幅高となり日経平均など26年ぶりの高値を2ヵ月ぶりに更新

◆日経平均の終値は2万3506円33銭(741円39銭高)、TOPIXは1863.82ポイント(46.26ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億9065万株

チャート13 新年最初の取引となった1月4日「大発会」後場の東京株式市場は、引き続きNY株の最高値などが好感されてトヨタ自動車<7203>(東1)などの北米景気敏感株が一段と強い動きを見せ、前場は重かったキヤノン<7751>(東1)もジリ高基調になった。日経平均も大引けにかけて741円39銭高(2万3506円33銭)まで上げ、2017年11月9日につけた取引時間中の高値2万3382円15銭を上回り、1992年1月以来、約26年ぶりの高値に進んだ。TOPIXも約25年ぶりの高値に進んだ。

 後場は、原油高を受けて日本海洋掘削<1606>(東1)などの資源株が引き続き高いまま売買をこなし、杉村倉庫<9307>(東2)は大阪湾岸地区へのカジノ誘致などが材料視されて再び急伸。ユーザーローカル<3984>(東マ)は一部報道で民間のデータセンターに地方自治体が住民の個人情報管理などを委託する「自治体クラウド」構想を政府が計画と伝えられ急伸。レカム<3323>(JQS)光通信<9435>(東1)との提携に関する期待が再燃とされて急伸。

 東証1部の出来高概算は16億9065万株(前引けは8億612万株)、売買代金は3兆2794億円(同1兆5303億円)。1部上場2063銘柄のうち、値上がり銘柄数は1778(同1667)銘柄、値下がり銘柄数は246(同335)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がり(前引けはゴム製品を除く32業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、石油・石炭、海運、電気機器、その他製品、鉱業、機械、精密機器、などとなった。(HC)

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