【株式市場】中国株安など気になり日経平均など後場下げる中で材料株を売買

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万8665円11銭(125円44銭安)、TOPIXは1524.75ポイント(7.01ポイント安)、出来高概算(東証1部)は21億3776億円

チャート5 10日後場の東京株式市場は、香港株が中国本土系銀行株の下げを嫌って6日続落と伝えられたため後場寄り後に株価指数の先物主導で軟調になり、前場は高かったファナック<6954>(東1)などが相次いで軟調に転換し、日経平均は14時過ぎに213円49銭安(1万8577円06銭)まで下げる場面があった。このところ内需関連の好業績株として高値更新を続けてきたオリエンタルランド<4661>(東1)も反落となった。前場は小高かった日経JASDAQ平均も下げ、東証2部指数、東証マザーズ指数は軟調を続けた。

 中で、カスミストアやマルエツなど関東のスーパー3社が経営統合したユナイテッド・スーパーマーケット<3222>(東1)が高値に進んだ後も値を保ち、村田製作所<6981>(東1)は米アップル社の腕時計型ウェアラブル端末発表を材料に前場高値を更新した後も堅調。日本ビューホテル<6097>(東2)は本日発表予定の決算にも期待があり高値を更新。株式分割などを発表したビューティガレージ<3180>(東マ)も高値を更新し、理美容機器などのジェイ・エスコム ホールディングス<3779>(JQS)も一時高値を更新した。

 東証1部の出来高概算は21億3776億円(前引けは9億5984万株)、売買代金は2兆5968億円(同1兆1296億円)。1部上場1864銘柄のうち、値上がり銘柄数は739(同997)銘柄、値下がり銘柄数は974(同690)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は8業種(前引けは17業種)となり、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、陸運、空運、その他金融、機械、輸送用機器、などとなった。

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