富士通コンポーネントは日本初の国際認証など手がかりに再び出直り強める

株式市場 銘柄

■1月下旬の第3四半期の決算発表に期待する様子も

 富士通コンポーネント<6719>(東2)は10日、11時を回って10%高の1040円(96円高)前後で推移し、再び出直りを強めている。12月中旬、同社の特定小電力無線モジュールが、日本メーカーとしては初めてLoRaWAN AS923認証(広範囲をカバーする低電力無線通信規格の代表的な国際規格のひとつ)を取得と発表したことが注目し直されたようで、4ケタ(1000円台)での定着から一段高をイメージする様子がある。

 17年10月に業績見通しを増額修正し、主に為替差益を要因とした。このためか、3月通期の見通しについては上期の増額分をスライドさせただけの増額にとどめたが、下期も好調なら通期業績は上ぶれかねないと見る向きもある。第3四半期の決算発表は例年1月27日頃になっている。(HC)

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