三栄建築設計はシード平和を中心にホテル事業を拡大

写真=メルディアホテル京都二条のスリーベッドルーム

■親会社の三栄建築設計もホテル事業に参入

 メルディアグループの三栄建築設計<3228>(東1)は、連結子会社シード平和<1739>を中心にメルディアグループ全体でホテル事業を拡大すると発表した。

 シード平和は、外国人を含めた観光客の多い京都・二条で2017年2月に「メルディアホテル京都二条」をすでにオープンしているが、親会社の三栄建築設計もホテル事業に参入することで、シナジー効果によるグループ全体の収益増加を目指す。

 現在、シード平和は大阪府大阪市西区江戸堀でホテル用地を取得、自社保有目的ですでに事業を開始。そのほか、デベロッパーと共同で京都市内に用地を確保して事業を開始している。また、自社保有だけでなくデベロッパーからの依頼によるホテル建設受注なども進んでいる。

 親会社の三栄建築設計では、現在、京都府下京区四条河原町に新たに自社保有目的のホテル用地を取得し、子会社シード平和と連携し、現在企画を進めている。また、その他のエリアにおいて、事業検討を行っており、今後ホテル事業に関して幅広い事業を行うため、三栄建築設計の定款を一部変更(17年11月の株主総会)し、「ホテル及び各種リゾート施設等の建設、運営並びに管理」及び「リネンサプライ業務」を追加した。

 今後は、メルディアグループ全体で用地取得をし、開発計画の策定から設計・建築までの一連の工程を管理し、なおかつ完成後のホテル運営・修繕も担い、一括したホテル事業運営を行うことで、グループ全体の新たな柱として成長させるとしている。

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