長谷工コーポレーション、テクトムと新LLM-AIシステムの研究開発を開始、設計者の作業時間を50%削減

■設計データの統合管理と自動設計機能を実現

 長谷工コーポレーション<1808>(東証プライム)は7月31日、建築設計業務のAIソリューション企業のテクトムと共同で、新しいLLM-AIシステムの研究開発に着手したと発表。このシステムは「長谷工版BIM」と「Tektome」を組み合わせたもので、設計者のデータ入力やチェック作業を50%削減することを目指している。2024年中には、データベースの構築を第一段階として進める予定。

 長谷工コーポレーションは、累計施工戸数70万戸超の実績を持ち、高い設計施工比率を誇る「長谷工版BIM」を活用している。今回の研究開発は、同社のさらなるDX推進を目的としており、データベースの構築、品質チェック機能の構築、自動設計機能の構築を段階的に進める計画。

 同新システムの導入により、設計情報の一元管理や意思決定の迅速化、多角的な設計が可能となり、設計者の作業効率が大幅に向上する見込みである。長谷工コーポレーションは、今後もDXの具現化に向けた投資を進め、生産性の向上と働き方改革を実現していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る