サンウッドの第3四半期は引渡し住戸が増加したことで大幅増収増益

■1月24日に通期業績予想の営業利益を36百万円、経常利益を50百万円、純利益を40百万円上方修正

 サンウッド<8903>(JQS)の第3四半期は、引渡し住戸が増加したことで大幅増収増益となった。

 今期18年3月期第3四半期業績は、売上高87億75百万円(前年同期比156.3%増)、営業利益5億01百万円(前年同期△3億87百万円)、経常利益4億14百万円(同△4億65百万円)、純利益3億02百万円(同△4億67百万円)となった。

 大幅増収増益となった主な要因は、主力の不動産開発事業で、7月に「サンウッド赤坂丹後町」、8月に「ガーデンコート多摩センター」、9月に「サンウッド代々木西参道」の竣工を迎え、前年同期に比べ引渡し住戸が増加したことが挙げられる。その結果不動産開発事業は、売上高は72億77百万円(前年同期比223.7%増)、セグメント利益は11億65百万円(同207.1%増)となった。
 また、当第3四半期会計期間において「サンウッド代々木西参道」、「サンウッド桜上水」及び「西日暮里フラッツ」の当期販売を予定していた全ての住戸の契約が完了している。

 リノベーション事業は、売上高は11億42百万円(同24.3%増)、セグメント利益は1億49百万円(同57.0%増)となった。

 賃貸事業は、売上高は2億32百万円(同38.0%増)、セグメント利益は1億40百万円(同1.3%減)。将来の事業用地として取得した「府中宮西町」のホテルの収入及び「日本橋小網町」のレンタルオフィスの稼働が好調に推移していることにより、大幅に増収となったが、セグメント利益は開発前の一棟収益物件を前事業年度末に固定資産へ振替えたことで減価償却費が増加したことで減益となった。

 リフォーム、仲介等のその他に含まれる事業の売上高は1億23百万円(同39.5%増)、セグメント利益は33百万円(同23.3%減)であった。

 第3四半期は順調に推移していることから、1月24日に通期業績予想の営業利益を36百万円、経常利益を50百万円、純利益を40百万円上方修正した。

 その結果、今通期業績予想は、売上高115億84百万円(前期比71.4%増)、営業利益5億40百万円(同311.1%増)、経常利益4億円(同1873.4%増)、純利益2億80百万円(同64.2%増)を見込む。

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