協立情報通信は25年3月期業績予想を下方修正だが営業・経常2桁増益を確保

(決算速報)
 協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は4月16日に25年3月期業績(非連結)予想の下方修正を発表した。モバイル事業の店舗部門が低調だった。ただし各利益は小幅な下方修正にとどまり、24年3月期比では営業・経常2桁増益を確保した。積極的な事業展開で26年3月期の収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化の影響で急反落した。目先的には下方修正を嫌気する動きが優勢になる可能性もあるが、高配当利回りも支援材料として下値限定的だろう。

■25年3月期業績予想を下方修正だが前期比営業・経常2桁増益を確保

 修正後の25年3月期業績(非連結)予想は売上高が24年3月期比19.5%減の44億円、営業利益が13.1%増の3億20百万円、経常利益が12.3%増の3億20百万円、当期純利益が14.7%減の2億20百万円とした。配当予想については据え置いて24年3月期と同額の55円(期末一括)としている。予想配当性向は29.9%となる。

 前回予想(24年5月9日公表の期初計画値、売上高55億円、営業利益3億50百万円、経常利益3億55百万円、当期純利益2億30百万円)に対して、売上高を11億円、営業利益を30百万円、経常利益を35百万円、当期純利益を10百万円それぞれ下方修正した。

 ソリューション事業はユーザーのクラウド環境移行案件が堅調だったが、大型PBXシステムおよびオンプレミスサーバ導入案件がやや停滞気味に推移した。モバイル事業は法人向けサービスが堅調だったが、店舗事業における上期の低迷をカバーできなかった。

 25年3月期は下方修正となったが、各利益は小幅な下方修正にとどまり、24年3月期比では営業・経常2桁増益を確保した。重点戦略として、ワンストップソリューションサービスによるDX化支援の強化、モバイル事業の利活用サポート強化、サステナブル経営や人材の採用・育成および環境の整備などを推進しており、積極的な事業展開で26年3月期の収益拡大を期待したい。

■株価は下値限定的

 株価は地合い悪化の影響で急反落した。目先的には下方修正を嫌気する動きが優勢になる可能性もあるが、高配当利回りも支援材料として下値限定的だろう。4月16日の終値は1580円、前期推定PER(修正後の会社予想のEPS183円67銭で算出)は約9倍、前期推定配当利回り(会社予想の55円で算出)は約3.5%、前々期実績PBR(前々期実績BPS1682円00銭で算出)は約0.9倍、そして時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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