パイプドHDの20年2月期連結業績は2ケタ増収大幅増益で18年2月期の最高純利益を上回り最高益更新を達成

■19年2月期採用した人材の教育が成功し20年2月期業績に大いに貢献

 10日引け後発表されたパイプドHD<3919>(東1)の20年2月期連結業績は、2ケタ増収大幅増益で18年2月期の最高純利益を上回り、最高益更新を達成した。

 20年2月期は、昨今の人手不足社会における課題解決の一助として、顧客企業・団体のコスト低減・業務効率化を推進するためのシステム開発・提供等に努めた。

 その結果、20年2月期連結業績は、売上高62億07百万円(前年同期比14.5%増)、営業利益13億90百万円(同252.9%増)、経常利益14億02百万円(同259.1%増)、純利益6億88百万円(同389.1%増)と2ケタ増収大幅増益となった。

 好業績となった背景には、19年2月期採用した人材の教育が成功し、20年2月期業績に大いに貢献したことが挙げられる。

 今期については、新型コロナウイルス感染症の影響で、足元でも連結業績にマイナスの影響が出はじめている。また、この非常事態が比較的早期に収束するのであれば、業績に与える影響はそれほど大きくならずに済むと判断しているが、いつまで続くのか今の段階で予測することが出来ないので、業績予想については、この非常事態の状況が比較的早期に回復してくる場合と、上期末の令和2年8月末まで継続する場合も想定し、現状で想定できる範囲で幅を持たせた予想として開示することとなった。

 その結果、21年2月期連結業績予想は、売上高56億円(前期比9.8%減)~62億円(同0.1%減)、営業利益7億円(同49.7%減)~12億円(同13.7%減)、経常利益7億円(同50.1%減)~12億円(同14.4%減)、純利益3.5億円(同49.2%減)~6億円(同12.8%減)を見込んでいる。

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