日本エンタープライズの子会社、会津ラボの「自動運転に係る情報基盤の構築及びまちなか巡回車両の実用化に向けた実証実験」が採択される

■実際に公道で、実走段階であるレベル3の検証を実施

 日本エンタープライズ<9928>(東1)の子会社、会津ラボ(本社:福島県会津若松市)は、福島県の「平成30年度地域復興実用化開発等促進事業」の公募に応募し、「自動運転に係る情報基盤の構築及びまちなか巡回車両の実用化に向けた実証実験」(以下、「本実証実験」)が採択された。

 本実証実験は、平成31年度までに自動運転車両を用いた公共交通サービスの実現と関連する情報基盤の構築を目的としており、今回は、前年度の第一期採択からの継続応募となる。

 具体的には、浪江町駅周辺での自動運転による巡回交通サービスを実現し、自動運転車両で使用される各種センサ類のデータや3次元マップ等を地域情報基盤として共通利用できるシステム開発を実施する。

 第一期である平成29年度は、1)ブロックチェーンを活用したレーザーセンサ向け情報基盤の開発、2)3次元マップの取得及び主要道路における自動運転実施の可否検討を進め、浪江町の想定道路で自動運転での車両運行が可能であることを実証してきた。

 第二期の平成30年度は、開発したプラットフォームによる運用を開始するため、福島トヨペット(本社:福島県郡山市)と協業し、実際に公道で、実走段階であるレベル3(ドライバーが介入できる状態での自動運転)の検証を行う。

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