【新規上場(IPO)銘柄】MTGは海外市場でのグローバル展開に期待、底値を固めるか注目

株式市場 IPO 鐘

 MTG<7806>(東マ)は、7月10日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社グループは、「ブランド開発カンパニー」として「クリエイション」「テクノロジー」「ブランディング」「マーケティング」という4つの軸を融合した事業ビジョンに基づき、世界中の人々の人生をより美しく、より健康的に輝かせるためのBeauty・Wellnessをテーマにしたブランド及び商品の開発を行っており、積極的な新商品開発、マーケティング、同社技術の研究発表、市場開拓、海外展開及び事業提携を進めている。

 現在アジアを中心に海外展開を拡大しているが、2017年9月にはアメリカでの販売を開始し、18年7月には欧州のUKで本格展開。各地域で各チャネルのトップカンパニーとのアライアンス強化に取り組み、世界的なアーティストやアスリートとパートナーシップを構築し、今後、グローバルにさらなる事業拡大を推し進めている。

 今18年9月期第3四半期業績実績は、売上高434億9900万円、営業利益70億5100万円、経常利益73億8900万円、純利益47億7900万円に着地。

 
 今18年9月期業績予想は、売上高600億円(前期比32.4%増)、営業利益75億4700万円(同30.4%増)、経常利益80億2100万円(同31.1%増)、純利益55億円(同27.7%増)を見込む。年間配当は期末一括1.61円を予定している。

 株価は、7月12日に上場来の高値8120円と買われた後、8月16日安値に上場来安値6020円と調整し、モミ合っている。海外市場でのグローバル展開に対する期待感から、来19年9月期2ケタ増収増益、増配含みと観測されている。11月13日に予定される9月期本決算の発表に市場の関心は向かうことから、日柄調整が進み、底値を固めるか注目したい。(株式評論家・信濃川)

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