【どう見るこの株】gumi株価の行方

gumi<3903>(東1・売買単位100株)は、昨年暮れに期待を集めての東証1部への直接上場だったが、わずか2カ月強で業績を黒字から赤字に減額。株価は急落した。

<Q>gumiの株価が戻しているようだが。

<A>25日は120円高の1518円まで値を上げ3日続伸となっている。もっとも、昨年12月19日の上場初日の3340円を高値に急落、去る、20日には1282円まで高値から約62%下げていたからリバウンドの場面ということだろう。

<Q>新規上場銘柄は、上場得後に下げるケースは多いと思われるが、同社株の下げは大きいようだが、何か材料があったのか。

<A>減額修正があった。3月上旬に今3期の営業利益を13億2900万円から赤字4億円、純益でも8億800万円を収支トントンへそれぞれ大幅減額した。

<Q>業績の修正はよくあること思うが。

<A>それはそうだが、上場後わずか2カ月ちょっとでの大幅減額は滅多にあることではない。マーケットでは、「なんという会社だ。予算の立て方ができていない」(中堅証券)といった不満の声が強い。

<Q>誰が得したのか。

<A>上場時に持ち株を放出したところは得しただろう。一方、上場初日だけで約705万株の出来高で、初日から5日間では合計約1413万株の出来高があり、この高値圏で買った向きは大きい損失となっている。相場の上げ下げは当然だが、あまりにも短期間での業績減額では相場観うんぬん以前の問題だ。

<Q>何をやっている会社か。

<A>オンラインゲームの開発と運営を手掛けている。スマホゲーム「ブレフロ」が好人気のようだ。ゲームは当り外れがあるので業績変動は大きくなりやすいが、株価的にはその点がおもしろいという見方はある。

<Q>これからの株価は。

<A>直接、1部市場に上場され期待も強かっただけに裏目の出たことから高値を更新することなどは到底無理だろう。マド開けして下放れた2030円どころにあるマドを埋めることができるかどうかだろう。次は、減額でなく増額ができるくらいの業績向上に取り組んでマーケットの信頼を取り戻すことが一番といえる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■上方修正を重ねる銘柄群が相場の主役に  同コラムは今週、ダブルセット銘柄、トリプルセット銘柄、フ…
  2. ■政治安定を好感、全面高期待が再燃  超短期決戦だった衆議院議員選挙が、昨8日に投票され即日開票さ…
  3. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  4. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  5. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  6. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る