【新規上場(IPO)銘柄】GA technologiesは今月末に1株を2株に分割実施、「Renosy」の新規が増加

株式市場 IPO 鐘

 GA technologies<3491>(東マ)は、7月25日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、「テクノロジー X イノベーションで、人々に感動を。」をミッションに、ReTech(不動産テック)領域で急成長を続けるスタートアップ企業で、中古不動産流通プラットホーム「Renosy」の開発・運営、AI を活用した不動産業務支援ツール「Tech シリーズ」の開発・運営、不動産オーナー向けアプリ「Renosy InsightR」の開発・運営、中古区分マンションの投資型クラウドファンディングサービスの開発・運営を行っている。

 中古マンションプラットフォーム「Renosy」事業において、「Renosy」の機能強化や「Renosy」の知名度の向上を図ることで、会員数の増加と成約率の維持・向上を推進している。また、社内システム(「Tech Markenting」「Tech Supplier」「Tech Consul」「Tech Management」)の充実を図り、コスト削減、リードタイム短縮、1人あたりの生産性向上を実現している。


 今2018年10月期第3四半期業績実績は、売上高132億8600万円、営業利益4億0400万円、経常利益3億7900万円、純利益2億4400万円に着地。

 今18年10月期業績予想は、売上高191億9600万円(前期比2.0倍)、営業利益6億2600万円(同76.0%増)、経常利益6億0300万円(同79.3%増)、純利益3億9500万円(同53.0%増)を見込む。年間配当は、無配を予定している。

 株価は、8月2日につけた上場来高値12640円から同21日安値7500円まで調整を挟んで8月30日高値11180円と上昇。その後、9月14日安値6210円と下げてモミ合っている。上場を機に知名度が向上し「Renosy」新規会員数が当初計画より増加し、販売件数の増加に繋がっており、来19年10月期大幅続伸が観測されている。この9月30日(日)(当日は休業日につき、実質上は9月28日(金))を基準日として、最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式を、1株につき2株の割合をもって分割する。株式分割を実施することにより、同社株式の投資単位あたりの金額を引き下げ、同社株式の流動性を高めるとともに、投資家層の更なる拡大を図ることを目的としており、これを機にリバウンド相場入りが期待されそうだ。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る