【株式市場】NYダウ大幅続落し日経平均は一時445円安だが好業績株などは強い

株式

◆日経平均は2万2411円33銭(246円83銭安)、TOPIXは1685.93ポイント(18.71ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億3799万株

 10月19日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの大幅続落327ドル安を受けて株価指数の先物が先行安し、日経平均は大幅続落の316円16銭安で始まった。トヨタ自動車<7203>(東1)なども安く、日経平均は9時40分過ぎに445円59銭安(2万2212円57銭)まで下押した。その後はキヤノン<7751>(東1)などが持ち直し、中国株が堅調なことなども言われ、日経平均は下げ幅を縮小。前引けは246円83銭安(2万2411円33銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

■新規上場の2銘柄はそろって買い気配のまま公開価格の70%高

 高業績株や材料株を個別に見直す動きが強まり、ケーズホールディングス<8282>(東1)ヤマダ電機<9831>(東1)の業績見通し減額による乗換え買いも言われて高い。インテリジェントウェイブ<4847>(東2)バリューデザイン<3960>(東マ)は金融カードシステムに強いとされて消費税引き上げ後の軽減税率のポイント還元案に関連する銘柄との見方があり大幅続伸。

 19日は2銘柄が新規上場となり、ギフト<9279>(東マ)は前場、買い気配のまま初値が付かず、前引けは公開価格2090円を70%上回る3560円の買い気配。また、ディ・アイ・システム<4421>(JQSDAQ)も前場、買い気配のまま初値が付かず、前引けは公開価格1280円を70%上回る2176円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は6億3799万株。売買代金は1兆1474億円。1部上場2109銘柄のうち、値上がり銘柄数は411銘柄、値下がり銘柄数は1625銘柄となった。(HC)

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