アズ企画設計は下値切り上げ、19年2月期下方修正して減収減益予想だが、20年2月期収益拡大期待

株式市場 銘柄

 アズ企画設計<3490>(JQ)は、収益賃貸マンションやビジネスホテルなどを売買する不動産販売事業を主力としている。19年2月期業績は2月12日に下方修正して減収減益予想となったが、20年2月期収益拡大を期待したい。株価は12月安値で底打ちして下値を切り上げている。下方修正に対するネガティブ反応は限定的であり、出直りを期待したい。

■不動産販売事業を展開

 18年3月JASDAQに新規上場した。首都圏1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)エリアを中心に、収益賃貸マンションやビジネスホテルなどを売買する不動産販売事業を主力として、不動産賃貸事業、不動産管理事業も展開している。収益面では下期偏重の特性がある。

■19年2月期下方修正して減収減益予想、20年2月期収益拡大期待

 19年2月期の非連結業績予想は2月12日に下方修正して、売上高が18年2月期比16.1%減の53億51百万円、営業利益が40.2%減の2億39百万円、経常利益が45.7%減の1億91百万円、純利益が41.2%減の1億61百万円とした。

 投資用不動産に対する金融機関の融資姿勢の厳格化などの影響で、売却を見込んでいた販売用不動産の販売件数が伸び悩んだ。20年2月期の収益拡大を期待したい。

 
■株価は下値切り上げ

 株価は18年12月安値1120円で底打ちして下値を切り上げている。下方修正に対するネガティブ反応は限定的であり、出直りを期待したい。2月22日の終値は1485円、今期予想連結PERは約8倍、時価総額は約14億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内唯一のブラシ式除雪車が北海道の主要空港で戦力化  加藤製作所<6390>(東証プライム)は1…
  2. ■日本発ロボ産業基盤づくりへ、住友重機・ルネサス・JAEが参画  一般社団法人京都ヒューマノイドア…
  3. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■AI相場と政策転換が映す日本株の行方、6万円挑戦か調整か  2025年、日経平均株価は史上最高値…
  2. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  3. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  4. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  5. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  6. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る