菱化工機がストップ高買い気配、大幅増益と株主還元強化で投資魅力度向上

■25年3月期は営業利益29%増、26年3月期も31%増益見通し

 三菱化工機<6331>(東証プライム)は5月16日、300円高(22.35%高)の1642円でストップ高買い気配となっている。15日発表の同社の2025年3月期連結決算は、売上高が前年比23.9%増の592億円、営業利益が同29.1%増の57億円と大幅な増収増益を達成した。これは、受注の確保とコスト改善の取り組みが奏功した結果である。特に、2026年3月期の業績予想では、売上高が前期比42.7%増の845億円、営業利益が同31.7%増の75億円と、更なる大幅な増益を見込んでいる。

 株主還元策も強化されており、2025年3月期の期末配当金は従来計画の60円から160円に大幅に引き上げられ、年間配当金は前期比100円増の210円となった。2026年3月期の配当金についても、株式分割を考慮すると前期の70円から80円への増配が計画されている。この積極的な株主還元姿勢は、投資家にとって魅力的な要素と言えるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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