【株式市場】日経平均は一時246円安となり米早期利下げ観測の後退など影響し反落

株式

◆日経平均は2万1534円35銭(212円03銭安)、TOPIXは1578.40ポイント(14.18ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億7838万株

チャート14

 7月8日(月)後場の東京株式市場は、午前中のドル高・円安基調が昼の時間帯に鈍化したとされ、日経平均は211円安で始まった。前場は堅調だったキヤノン<7751>(東1)が安く始まり、武田薬品工業<4502>(東1)は次第に値を消して一進一退。日経平均はジリ安基調を続け、14時40分にかけて246円81銭安(2万1499円57銭)まで下押した。大引けも下げ幅200円台で前週末比反落となった。東証2部指数、マザーズ指数も安い。一方、日経JASDAQ平均は小高い。

 後場は、ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)などの半導体関連株の上値が重くなった一方、ソウルドアウト<6553>(東1)フライトHD<3753>(東2)が6月締めの四半期決算への期待など言われて一段高。エクスモーション<4394>(東マ)は第2四半期決算が好感されて一段高。オプトエレクトロニクス<6664>(JQS)は米国での訴訟費用あるが売上高は拡大と見直される様子で一段ジリ高。

 東証1部の出来高概算は10億7838万株(前引けは5億1303万株)、売買代金は1兆6953億円(同7420億円)。1部上場2149銘柄のうち、値上がり銘柄数は402(同536)銘柄、値下がり銘柄数は1676(同1503)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種3業種(前引けも3業種)にとどまり、値上がりした業種は、ゴム製品、鉱業、銀行、のみだった。(HC)

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