【銘柄フラッシュ】サムライJPが急伸しセーラー万年筆は6月中間決算への期待が再燃

株式市場 銘柄

 7月8日は、日本通信<9424>(東1)が11.4%高となり、株価ひとケタ銘柄を除くと東証1部の値上がり率トップ。6月末までの新株予約権の行使状況を見て大量行使が進んできたとされて年初来の高値を更新。

 CEホールディングス<4320>(東1)は9.3%高となり2日続けて大幅高。4日付で、主要事業子会社の(株)シーエスアイ(CSI)が「国際モダンホスピタルショウ2019」(19年7月17日~19日、東京ビッグサイト)に電子カルテシステム『MI・RA・Isシリーズ』を出展と発表している。高値圏でのもみあいが続きチャート妙味もあったもよう。

 ジェイリース<7187>(東1)は8.5%高となり7日続伸の出直り拡大。過年度決算訂正等に関して、東証から徴求を受けた上場契約違約金33,600千円を特別損失に計上し終えてアク抜け感との見方があり、連日の小幅高がこらえきれなくなって吹き上げた格好に。

 セーラー万年筆<7992>(東2)は19.7%高となり、6月中間決算への期待が再燃とされて大きく出直りを拡大。FUJIKOH(フジコー)<2405>(東2)は9.9%高となり、6月決算の連結純利益が4期ぶりに最高を更新する見込みとあって決算発表に向けた期待が高まったとされ2016年以来の高値を更新。

 フェニックスバイオ<6190>(東マ)はストップ高の150円高(16.5%高の1059円)となり、7月10日からの学会での発表予定などが注目され急伸。新都HD<2776>(JQS)は第1四半期決算の赤字改善などが見直され急伸。大泉製作所<6618>(東2)もストップ高の100円高(16.0%高の724円)となり、中一日置いて再びストップ高の大幅続伸。欧州での猛暑に端を発したエアコン需要への期待が温度センサー需要に波及して投機色を強めているとの見方。

 SAMURAI&J PARTNERS(サムライJP)<4764>(JQS)もストップ高の50円高(43.1%高の166円)となり、国内大手アミューズメント企業との間でアドバイザリー契約との発表が注目された。約11%を保有する新都HD<2776>(JQS)も8.0%高。ソフィアHD<6942>(JQS)は8.2%高となり、7月2日に調剤事業の事業子会社が企業買収を発表したことなどが言われて再び出直った。

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