さくらインターネットの第2四半期は利益面増額修正で増収増益

■VPS・クラウドサービスを中心に順調に推移

 さくらインターネット<3778>(東マ)の15年3月期第2四半期連結業績は、業績予想を修正し、増収増益となった。

15年3月期第2四半期非連結業績の売上高はVPS・クラウドサービスを中心に順調に推移し、当初予想を5300万円上回る51億2300万円(前年同期比3.5%増)となった。利益面では売上高の増加に加えて、電力費が想定を下回り、また経費の削減が要因して、営業利益は1億500万円上回る4億3500万円(同14.4%増)、経常利益は1億900万円上回る3億7900万円(同12.2%増)、四半期純利益は6700万円上回る2億3700万円(同34.5%増)と利益面増額修正により増収増益となった。

今期通期業績予想は当初見通しを据え置き、売上高104億5000万円(前期比4.0%増)、営業利益6億9000万円(同6.4%減)、経常利益5億5000万円(同13.2%減)、純利益3億3000万円(同6.6%減)と増収減益を見込む。

通期業績予想に対する進捗率は、売上高は49.0%、営業利益は63.0%、経常利益は68.9%、純利益は71.8%と利益面高水準で推移している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る