明星電気は業績予想の増額など注目され後場一段と強含む

■気象防災事業、宇宙防衛事業とも好調で第2四半期は赤字が大きく改善

明星電気<6709>(東2)は11月1日の後場、一段と強含み、13時過ぎに4%高の688円(27円高)まで上げて戻り高値に進んだ。13時に第2四半期の連結決算(2019年4~9月、累計)を発表し、3月通期の業績予想を増額修正。注目再燃となった。

 第2四半期の売上高は前年同期比44%増加し25.76億円となった。営業利益は1.73億円の赤字だったが、前年同期の4.13億円の赤字から大きく改善。経常・純利益も大きく赤字が縮小した。気象防災事業では、航空管制監視装置や多機能型地震計や新幹線向け地震観測設備が増加。宇宙防衛事業では、JUICE(木星氷衛星探査計画ガニメデ周回衛星)関係などが寄与した。

 こうした状況等を踏まえ、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想の3.80億円を4.00億円の見込み(前期比37.2%の増加)へと見直した。増額後の通期予想1株利益は20円34銭。(HC)

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