夢真HDは今期決算からIFRS基準に移行し営業利益は単純計算で69%増に

■前9月期は売上高が30%増加して計画を上回り過去最高を更新

 夢真ホールディングス(夢真HD)<2362>(JQS)の2019年9月期連結決算は、建設技術者派遣事業、IT業界などへのエンジニア派遣事業ともに在籍技術者数が増加し、派遣単価の上昇もあり、連結売上高は前期比29.9%増加して525.05億円となった。期初から継続してきた通期予想額500.0億円を超過達成し、過去最高を連続更新した。

■人手不足の中、建設技術者派遣、エンジニア派遣とも積極的な採用を展開

 同社グループでは、19年9月期末のグループ在籍技術者数の目標を9300人とし、積極的に採用活動を行ってきた。その結果、人手不足の社会情勢にもかかわらず、今期末の在籍技術者数は9739人となり、目標を439人上回ることができた。

■採用費の増額や機動的な人材獲得フロー整備などで営業利益は9%減

 連結営業利益は同9.0%減の47.19億円となり、親会社の所有者に帰属する当期利益については、事務所移転に関わる資産の除却や、投資有価証券評価損等による特別損失があり、同31.1%減の25.04億円となった。

 将来的な技術者需要のさらなる高まりを見込んだ採用費の増額や、機動的な人材獲得フローを整備するために実施したグループ会社間の吸収合併に伴う人件費の増加など、今後のグループ成長のための投資を積極的に先行させた。

 今期・2020年9月期の見通しは、建設業界における構造的な人材不足の中で、これまで注力してきた積極的な採用活動による技術者の増員を成長ドライバーとして拡大するだけでなく、技術者の高付加価値化を促進する研修環境を整備していく。特にエンジニア派遣事業に関しましては、グループ間の営業協力体制を強化することにより、様々な需要に対してフルラインナップで提供する供給体制の構築を進めていく。

 今期の連結業績見通しは、この期からIFRS(国際会計基準)を任意適用することとし、予想数字もIFRS基準で作成したため、前期比較は表示せず、売上高を630億円、営業利益を80億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は54億円、予想1株利益は70円59銭、とした。

 ただ、この今期予想額を単純計算で19年9月期の実績と比較すると、営業利益は69.5%の増加になり、純利益は2.2倍になる。(HC)

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