カナモトの第3四半期は、建機レンタルの需要が底堅く2ケタの増収増益

■大都市圏の再開発事業など民間設備投資の明るさに加え、公共投資も底堅く推移

 建機レンタルの最大手カナモト<9678>(東1)の第3四半期は、建機レンタルの需要が底堅く2ケタの増収増益となった。

 同社グループが関連する建設業界では、大都市圏の再開発事業など民間設備投資に明るさが見られたことに加え、公共投資も災害復旧関連需要や社会資本の老朽化に対応する維持・更新需要を中心に引き続き底堅く推移した。

 その結果、17年10月期第3四半期連結業績は、売上高1169億03百万円(前年同期比13.0%増)、営業利益120億97百万円(同14.4%増)、経常利益124億49百万円(同23.9%増)、純利益78億50百万円(同33.3%増)であった。

 2ケタの増収増益と好調であったが、通期業績予想は、当初予想を据え置いている。

 今通期連結業績予想は、前期比ベースで、売上高7.5%増、営業利益13.2%増、経常利益20.5%増、純利益32.5%増と最高益更新を見込んでいる

 ちなみに、通期業績予想に対する進捗率を見ると、売上高75.03%(前年同期71.39%)、営業利益70.62%(同69.88%)、経常利益71.71%(同69.76%)、純利益73.16%(同72.72%)と前年を上回っていることから上振れも期待できそうである。

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