小野薬品工業は上値試す、20年3月期増益予想

株式市場 銘柄

 小野薬品工業<4528>(東1)は抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」を主力としている。20年3月期第2四半期累計は2桁増益と順調だった。通期も増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は急伸して年初来高値を更新している。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」が主力

 医療用医薬品の中堅専業メーカーである。がん領域を戦略分野と位置付けて、抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」を主力としている。

 開発パイプラインには、オプジーボの効能追加に加えて、抗体医薬品を含む抗がん剤の新薬候補化合物、変形性関節症治療薬候補などがある。

■20年3月期増益予想で2Q累計順調

 20年3月期の連結業績(IFRS)予想は、売上収益が19年3月期比0.5%増の2900億円、営業利益が8.0%増の670億円、親会社所有者帰属純利益が2.8%増の530億円としている。

 第2四半期累計は、売上収益が前年同期比3.2%増の1490億08百万円、営業利益が19.1%増の418億78百万円、親会社所有者帰属純利益が13.8%増の328億16百万円だった。製品商品売上は1.6%増収だった。長期収載品は低調だが、主力のオプジーボが3.1%増収と順調だった。ロイヤルティ・その他は7.3%増収(うちオプジーボが9.3%増収)と伸長した。

 通期は、製品商品売上が3.3%減収だが、ロイヤルティ・その他が10.4%増収と牽引して増益予想である。なお第2四半期累計の営業利益進捗率は62.5%と高水準だが、下期に研究開発費の増加を見込んでいる。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は急伸して年初来高値を更新している。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。11月22日の終値は2425円、時価総額は約1兆2812億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■オーダーメイド開発と人材リスキリングで業務変革を伴走支援  ベルシステム24ホールディングス<6…
  2. ■調査件数拡大と効率化で追徴税額1431億円  国税庁は12月、令和6事務年度における所得税および…
  3. ■企業の6.5%がクマ出没による業務影響と回答、宿泊業で4割に迫る  東京商工リサーチ(TSR)は…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  2. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…
  3. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  4. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…
  5. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  6. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る