リプロセルやセルシードが上げ阪大のiPS細胞シートによる心臓手術を材料視

■「心臓に直接貼り付ける世界初の手術を実施」と伝えられ注目再燃

リプロセル<4978>(東2)は1月28日、大幅続伸となって始まり、取引開始後に一時ストップ高の328円(80円高)で売買されて2018年6月以来の300円台に進んでいる。

 iPS細胞試薬などを開発し、大阪大学大学院医学系研究科の澤芳樹教授らのグループが「iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞をシート状にし、重い心臓病の患者の心臓に直接貼り付ける、世界初の手術を実施した」(NHKニュースWEB2020年1月27日18時55分より)と伝えられ、注目が再燃した。セルシード<7776>(JQG)セルソース<4880>(東マ)なども高い。

 報道によると、澤教授らのグループは27日、大阪、吹田市の大阪大学で記者会見を開き、今月、この手術を初めて行ったことを明らかにした。手術は無事成功し、患者は27日朝、一般の病室に移った。この患者は虚血性心筋症を患い、薬を使った内科的な治療では、回復が難しい状態だった、という。(HC)

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