【株式市場】日経平均は5日続落し後場一時1032円安となったが出来高は急増

株式

◆日経平均は2万1142円96銭(805円27銭安)、TOPIXは1510.87ポイント(57.19ポイント安)、出来高概算(東証1部)は急増し24億2087万株

■東証マザーズ指数は4年ぶりに700ポイント割る

 2月28日(金)後場の東京株式市場は、上海・香港株も安いため様子見気分が強く、日経平均は一段安の890円安で始まった。正午前に「ディズニー」の臨時休園を発表したオリエンタルランド<4661>(東1)は安く始まった後一気に高くなったが、ソニー<6758>(東1)などはジリ安を継続。日経平均は大引けにかけて1031円83銭安(2万916円40銭)まで下げる場面があった。取引時間中の2万1000円割れは2019年9月5日以来。大引けは割らなかったが大幅に5日続落し、2019年9月以来約6カ月ぶりの安値となった。

 日経平均の下げ幅1000円台は、2011年3月15日の1015円34銭安(終値ベース)が歴代の下げ幅で20位になる。東証マザーズ指数は2016年2月以来4年ぶりに700ポイントを割った。

 後場は、長谷工コーポレーション<1808>(東1)が14時に自社株買いを発表し、直後一気にプラス転換。家庭学習支援などのアイスタディ<2345>(東2)は大引けまで買い気配のままストップ高。女性の就労・育児支援事業などのSERIOホールディングス<6567>(東マ)も一時ストップ高となり活況高。出前館<2484>(JQS)は大幅高のまま推移。

 東証1部の出来高概算は急増し24億2087万株(前引けは9億6536万株)、売買代金も急増し4兆1289億円(同1兆5573億円)。1部上場2161銘柄のうち、値上がり銘柄数は35(同67)銘柄、値下がり銘柄数は2122(同2085)銘柄。また、東証33業種別指数は前引けに続き全33業種が安い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る