【株式市場】日経平均は371円高となり2日続伸、半導体株や主力株の一角が強く後場一段と上げる

◆日経平均は3万7531円53銭(371円06銭高)、TOPIXは2751.91ポイント(16.39ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億3556万株

 5月26日(月)後場の東京株式市場は、引き続き自動車株や商社株などがさえなかったものの、半導体関連株が13時過ぎにかけて一段と上げ、レーザーテック<6920>(東証プライム)はさらにジリ高を継続。日立<6501>(東証プライム)やソニーグループ<6758>(東証プライム)も終盤までジリ高を続けるなど、主力株の中に強い銘柄があるため買い安心感のうかがえる相場となった。日経平均は前引けを15円ほど上回って始まり、14時には前場の高値を上回り366円高(3万7527円)まで上げた。大引けも上げ幅300円台のまま2日続伸となった。

 後場は、黒崎播磨<5352>(東証プライム)が一段ジリ高となり日本製鉄<5401>(東証プライム)とUSスチールの提携が実現すれば製鉄関連需要拡大の期待。プロレド・パートナーズ<7034>(東証プライム)も一段と上げ4月締めの四半期業績好調の期待。Abalance<3856>(東証スタンダード)も一段高となり決算発表資料の訂正発表により注目し直されたとされ活況高。ぷらっとホーム<6836>(東証スタンダード)も一段高となり暗号資産事業の新会社など連日材料視されストップ高。メタプラネット<3350>(東証スタンダード)やANAP<3189>(東証スタンダード)が急反発し暗号資産に投資する銘柄が軒並み急反発。オキサイド<6521>(東証グロース)はソフトバンクグループの中東でのデータセンターや生成AI設備などの大拠点計画が材料視されて急伸し再三ストップ高。ジーエヌアイグループ<2160>(東証グロース)は中国での臨床試験結果が連日材料視され3日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は14億3556万株(前引けは6億7222万株)、売買代金は3超4503億円(同1兆6541億円)。プライム上場1631銘柄のうち、値上がり銘柄数は1085(前引けは1021)銘柄、値下がり銘柄数は482(同544)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、空運、情報通信、サービス、電気機器、証券商品先物、陸運、水産農林、倉庫運輸、非鉄金属、鉱業、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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