【株式市場】NYダウ2000ドル安だが日経平均は朝方の806円安を下値に持ち直す

株式

◆日経平均は1万9405円57銭(293円19銭安)、TOPIXは1371.82ポイント(17.15ポイント安)、出来高概算(東証1部)は連日増加し13億3034万株

 3月10日(火)前場の東京株式市場は、NYダウ2000ドル超の急落となったことなどを受け、日経平均は223円安で始まった後、9時40分頃にかけて806円99銭安(1万8891円77銭)まで急落した。中で、ソニー<6758>(東1)は9時15分頃を下値に持ち直し、資生堂<4911>(東1)も10時頃からは前日比プラス圏に浮上するなど、主力株の一角が強い。日経平均も10時半過ぎに32円34銭安まで値を戻した。前引けは293円19銭安(1万9405円57銭)だった。

ジーンズメイト<7448>(東1)が既存店売上高6ヵ月ぶり増加など注目されて21%高と急伸し、東京會舘<9701>(東2)は客層が三菱グループなどで安定とされて急反発。日本スキー場開発<6040>(東マ)は短期速攻型の自社株買いが好感されて急伸。中央化学<7895>(JQS)は樹脂製食品容器が食品などの宅配増加傾向のため好調との見方で急反発。

 10日新規上場のビザスク<4490>(東マ)は9時18分に公開価格1500円を13%近く%下回る1310円で初値が付き、1140円を下値に急回復し、10時45分にかけては1470円まで持ち直し、前引けは1324円となった。

 東証1部の出来高概算は連日増加して13億3034万株、売買代金は1兆9281億円。1部上場2164銘柄のうち、値上がり銘柄数は330銘柄、値下がり銘柄数は1806銘柄。また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりした。(HC)

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