【株式市場】欧州も対米報復関税と伝わるが日経平均は朝方の278円安を下値に復調

株式

◆日経平均は2万2500円45銭(192円59銭安)、TOPIXは1739.42ポイント(11.21ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億8655万株

<新規上場のライトアップは公開価格2820円を32%上回る3725円で初値>

チャート12 22日(金)前場の東京株式市場は、米中貿易摩擦に加え、EU(欧州連合)も22日から対米報復関税を発動すると伝えられ、NYダウが8日続落したことなどが影響し、日経平均は取引開始後に278円86銭安(2万2414円18銭)まで下押した。ただ、ソニー<6758>(東1)は朝安のあと回復して10時30分過ぎからプラス圏に浮上するなど、主力株の一角が強く、日経平均も次第に持ち直し、前引けは192円59銭安(2万2500円45銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 昭和電工<4004>(東1)カシオ計算機<6952>(東1)が好業績株を選別買いする動きや証券会社の投資判断を受けて高く、アプリックス<3727>(東マ)はBeacon(ビーコン)活用のスマート打刻サービスなどが注目されて高い。ビジョナリーホールディングス<9263>(JQS)は新中期経営計画への期待が再燃とされて2日ぶりに高値を更新。上場2日目のZUU<4387>(東マ・売買単位100株)は10時30分過ぎに公開価格1600円の3.5倍の5550円で初値が付き、その後一段高。

 22日新規上場のライトアップ<6580>(東マ・売買単位100株)は9時55分に公開価格2820円を32%上回る3725円で初値がつき、その後3950円まで上げて前引けは3495円。

 東証1部の出来高概算は6億8655万株。売買代金は1兆708億円。1部上場2091銘柄のうち、値上がり銘柄数は667銘柄、値下がり銘柄数は1310銘柄となった。(HC)

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