ワイヤレスゲートの12月期第1四半期は主力事業の会員数が順調に増加し、大幅増収

■今期の連結業績は、大幅な増収増益を予想

 ワイヤレスゲート<9419>(東マ)の12月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比28.0%増の26億18百万円、営業利益が同0.2%増の2億8百万円、経常利益が同0.5%増の2億8百万円、四半期純利益が同3.6%増の1億31百万円となった。

 発表によると、売上高は主力のワイヤレス・ブロードバンド事業の会員数が順調に増加したことなどにより、増収となった。利益面は売上高の増加に伴い売上総利益が増加したものの、販売手数料、株主数の増加に伴う諸経費、販売促進費、採用費等が増加したため、営業利益は微増となった。

 主な事業の取り組みは、ワイヤレス・ブロードバンド事業の公衆無線LANサービスでは、新規会員の獲得活動を「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE SIMカード」にシフトしたが、公衆無線LANサービス単体での加入が伸びなかったことにより、売上高は2億4百万円(前年同期比10.3%減)となった。また、モバイルインターネットサービスでは、「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」については、3月よりWiMAX2+が下り最大220Mbpsへ速度が向上し、サービスの競争力がさらに高まったことで好調に推移した。「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE SIMカード」では、次の収益の柱として新規会員の獲得に注力し、売上高は23億8百万円(同33.0%増)となった。

 ワイヤレス・プラットフォーム事業では、基盤プラットフォームを活用した電話リモートサービスの新規会員獲得に注力し、収益源の更なる拡大を図ることで、売上高は28百万円(同26.7%増)となった。

 今期の連結業績見通しは、当初予想(2月12日公表)を据置き、売上高が124億72百万円(前期比37.0%増)、営業利益が13億50百万円(同69.9%増)、経常利益が13億48百万円(同70.8%増)、純利益が8億56百万円(同71.6%増)と大幅な増収増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る