【株式市場】好決算株など高く日経平均大幅続伸の中でシャープ・東芝は急落

株式市場 銘柄

◆日経平均の終り値は1万9620円91銭(241円72銭高)、TOPIXは1598.33ポイント(10.57ポイント高)、出来高概算(東証1部)は28億9377万株

チャート15 11日後場の東京株式市場は、東芝<6502>(東1)が引き続き売り圧倒のままストップ安で推移し、一部プロジェクトでの不正計上による15年3月期の業績・配当予想の撤回が売り要因になり、シャープ<6753>(東1)は大幅減資の観測報道が手控え要因になり朝ストップ安の後売買錯綜となった。ただ、前週末に3月決算を発表した三井金属<5706>(東1)が後場も本日の高値圏で売買をこなし、13時に発表したJXホールディングス<5020>(東1)も高値に進むなどで、日経平均は250円高の1万9500円前後で強く、朝方の300円44銭高(1万9679円63銭)を抜けなかったが高値圏で推移した。

 13時に発表した塩野義製薬<4507>(東1)、14時に発表した東ソー<4042>(東1)などが動意を強めて上値を追った。日本スキー場開発<6040>(東マ)はアウトドア関連レジャーの高まり自体が寄与するなどとの見方があり5月初からの騰勢に弾みがついてストップ高。モルフォ<3653>(東マ)は4K向け動画補正技術や株式分割の相次ぐ発表で弾みがつき2段上げ型になった。

 東証1部の出来高概算は28億9377万株(前引けは16億4002万株)、売買代金は2兆8468億円(同1兆4787億円)。1部上場1882銘柄のうち、値上がり銘柄数は1309(同1441)銘柄、値下がり銘柄数は460(同335)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(同32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、卸売り、倉庫・運輸、非鉄金属、証券・商品先物、水産・農林、小売り、情報・通信、パルプ・紙、医薬品、繊維製品、鉄鋼などとなった。

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