【株式市場】日経平均は303円安、円一段安に警戒感、好業績株などは強い

東京証券取引所

◆日経平均は2万6954円15銭(303円23銭安)、TOPIXは1892.98ポイント(12.08ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は4億7266万株

 10月20日(木)前場の東京株式市場は、円相場が前夜の海外市場から1ドル149円90銭台をつけて同150円目前となったことやNY株の反落などを受け、日経平均は275円安で始まった後もジリ貧となった。一説、海外勢が更なる円安を見越して日本株の持ち高を下げているとの観測があり、日経平均は午前10時半頃にかけて368円23銭安(2万6889円15銭)まで下押した。中で、日清製粉G本社<2002>(東証プライム)は営業益などを増額修正し純利益予想は減損計上により下方修正したものの構造改善への期待が出たとされて逆行高。日本光電工<6849>(東証プライム)は業績予想の増額修正など好感されて高値を更新。阪急阪神百貨店のエイチ・ツー・オーリテ<8242>(東証プライム)も高値を更新。日経平均は前引けにかけて持ち直し気味に転じた。

 日本駐車場開発<2353>(東証プライム)が一段高となって高値を更新し、こんきも2ケタの伸び率を見込む業績動向や「スキー場事業」と「テーマパーク事業」での訪日観光客の回復などに期待継続。フライトホールディングス<3753>(東証スタンダード)はマイナンバーカード関連システム開発などへの注目強く切り返して2日ぶりに高値を更新。fonfun<2323>(東証スタンダード)はSMS送信事業の譲受が好感され急伸し一時ストップ高。アルファクス・フード・システム<3814>(東証グロース)はメニューシステムのすかいらーくなどへの導入拡大が好感され一時ストップ高。コラボス<3908>(東証グロース)はClaris社(Apple社100%出資)の最上位パートナー企業との販売提携などで2日連続一時ストップ高。

 新規上場のビジネスコーチ<9562>(東証グロース市場)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは3535円(公開価格2070円の71%高)で買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は4億7266万株、売買代金は1兆1391億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は409銘柄、値下がり銘柄数は1319銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、鉱業、銀行、保険、ゴム製品、石油石炭、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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