ネオジャパンの21年1月期第1四半期は主力のクラウドサービスなど順調

■新型コロナウイルス感染症拡大に伴うテレワーク環境整備を支援

 ネオジャパン<3921>(東1)は12日、2021年1月期第1四半期連結業績(20年1月期第3四半期から連結財務諸表を作成)を発表し、売上高が13億22百万円、営業利益が2億82百万円、経常利益が2億94百万円、純利益が2億円だった。前年同期非連結比では69.9%増収、64.0%営業増益、68.0%経常増益、69.5%最終増益となる。

 20年2月にはグループウェア「desknet‘s NEO」新バージョンの提供に加えて、大塚製薬との共同プロジェクトとして、ITサービス『健康サポートプラス』の提供も開始した。なお新型コロナウイルス感染症拡大に伴うテレワーク環境整備支援を目的として、グループウェア「desknet‘s NEO」クラウド版、およびビジネスチャット「ChatLuck」クラウド版を期間限定で無償提供している。

 事業別には、ソフトウエア事業では、売上高が8億74百万円(前年同期比12.3%増)となった。主力のクラウドサービスについては、売上高が5億03百万円(同22.8%増)と順調であった。desknet‘s NEOクラウド版の利用ユーザー数が順調に拡大した。

 プロダクトについては、売上高が3億48百万円(同3.5%増)となった。中小規模ユーザー向けのdesknet‘s NEOスモールライセンスは、クラウドサービス利用の顧客が増加し、売上は減少傾向にある。一方、大規模ユーザー向けのdesknet’s NEOエンタープライズライセンスは、堅調に推移している。また、AppSuiteライセンスも堅調だった。

 システム開発サービス事業では、売上高が4億51百万円となった。同事業は子会社のPro-SPIREにより構成されており、従来からのシステム・インテグレーションサービスの維持・規模の拡大に加え、主要顧客の生損保業界のシステム構築で、受注活動を実施した。

 21年1月期の通期連結業績予想は、売上高53億31百万円(前期比42.4%増)、営業利益5億40百万円(同22.6%減)、経常利益5億60百万円(同21.9%減)、純利益3億52百万円(同28.8%減)としている。

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