【株式市場】首都圏のコロナ感染動向が注視され日経平均は前引けにかけて軟調

株式

◆日経平均は2万2246円20銭(71円94銭安)、TOPIXは1551.80ポイント(6.97ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億2140万株

 7月1日(水)前場の東京株式市場は、東京都や神奈川県での新型コロナ感染者数が漠然と警戒感をもたらす雰囲気になり、日経平均は50円高で始まった後、72円17銭高(2万2360円31銭)を上値に11時頃まで一進一退となった。NY株高などを受け、東京エレクトロン<8035>(東1)東京精密<7729>(東1)などは高い。ただ、日経平均は11時過ぎから安くなり、前日比で反落模様となった。

 KeePer技研<6036>(東1)が朝発表の月次動向などを好感されて急伸し活況高。ピックルスコーポレーション<2925>(東1)は第1半期決算が好感され、マルマエ<6264>(東1)は第3四半期決算が好感されて活況高。Jトラスト<8508>(東2)は業績予想の増額修正が好感されて活況高。リビンテクノロジー<4445>(東マ)はサブスク「査定書作成サービス」の利用数の累計500事業所突破や不動産業界に特化したSaaS型ステップメール配信システムなどが材料視されて一段高。日本テレホン<9425>(JQS)は官房長官が携帯通信料金の値下げ余地に言及とされて商機拡大の見方で高い。

 東証1部の出来高概算は5億2140万株、売買代金は8721億円。1部上場2169銘柄のうち、値上がり銘柄数は697銘柄、値下がり銘柄数は1372銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、精密機器、電気機器、証券・商品先物、機械、鉄鋼、が高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る