建設技術研究所は20年12月期2Q累計前年並み、進捗率順調

(決算速報)
 建設技術研究所<9621>(東1)は8月11日の取引時間終了後に20年12月期第2四半期累計の連結業績を発表した。新型コロナウイルスの影響は限定的で概ね前年並みだった。通期予想は据え置いて増収増益予想としている。第2四半期累計の進捗率は順調であり、通期ベースで好業績を期待したい。株価はモミ合い展開が続いているが、第2四半期累計の順調な進捗率を好感する可能性がありそうだ。出直りを期待したい。

■20年12月期2Q累計前年並み、通期増収増益予想で進捗率順調

 20年12月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比1.1%減の320億93百万円、営業利益が1.5%減の26億57百万円、経常利益が1.4%減の27億12百万円、純利益が5.2%増の17億96百万円だった。新型コロナウイルスの影響は限定的で概ね前年並みだった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が19年12月期比3.8%増の650億円、営業利益が3.1%増の44億円、経常利益が2.3%増の45億円、純利益が3.3%増の29億円としている。

 第2四半期累計の進捗率は売上高が49.4%、営業利益が60.4%、経常利益が60.3%、純利益が61.9%と順調だった。防災・減災対策など国土強靭化計画の推進を背景として、通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は上値が重くモミ合い展開が続いているが、第2四半期累計の順調な進捗率を好感する可能性がありそうだ。調整一巡して出直りを期待したい。8月11日の終値は1725円、時価総額は約244億円である。

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