ジーニーの第3四半期は営業利益が10.8倍となりEBITDAは2.8倍に

決算 決算速報 決算情報

■広告プラットフォーム事業など好調で純利益は大きく黒字転換

 ジーニー<6562>(東マ)の2022年3月期・第3四半期連結決算(2021年4~12月・累計、2月10日13時発表)は、営業利益が前年同期の10.8倍の4.0億円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期の0.23億円の赤字から大きく黒字転換して3.07億円となった。同社が重視するEBITDA(償却前利益)は2.8倍の8.32億円だった。

 売上高は103.84億円だった。当第1四半期より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しているため前年同期比較はできないが、前年同期の101.56億円を上回った。広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業とも好調に推移した。

 3月通期の連結業績予想は、昨年5月に開示した前回予想から変更なく、レンジ予想とし、売上高は134.25億円から137.39億円(会計基準変更、前期は140.6億円)、営業利益は6.4億円から8.4億円(前期の3.3倍から4.3倍)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5.26億円から6.65億円(同5.2倍から6.5倍)、EBITDAは12.59億円から14.59億円(同2.1倍から2.5倍)。すう勢として2019年3月期を底に回復から拡大を強めており、純利益は2期連続最高を更新する水準になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る