【株式市場】日経平均は後場33円高までダレるが米国株の牽引に期待強く反発

株式

◆日経平均は2万3247円15銭(109円08銭高)、TOPIXは1623.40ポイント(7.59ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億7648万株

■東証マザーズ指数は4日ぶりに昨年来の高値を更新

 9月2日(水)後場の東京株式市場は、菅官房長官は新鮮味に欠けるとの見方があり、日経平均は44円高で始まったあと前場の下値を割り32円75銭高(2万3170円82銭)まで高度を下げた。ただ、米国株の強さには期待があり、14時頃からは東京エレクトロン<8035>(東1)村田製作所<6981>(東1)などが尻上がり。日経平均も底堅いまま次第に持ち直し、大引けは上げ幅100円台で反発となった。

 後場は、エムスリー<2413>(東1)が大手製薬向けの情報提供サービスなどを材料に一段ジリ高。ジーテクト<5970>(東1)はホンダ系部品メーカーの動向に思惑再燃とされジリ高。インタートレード<3747>(東2)は売上高の10%以上に相当する大口受注が注目され大引けまで買い気配のままストップ高。ログリー<6579>(東マ)は業務連携による子育て層向けの事業展開などが材料視されて再び一段高。BBタワー<3776>(JQS)は社内情報の流出など防止する情報漏洩対策ソフトが注目され尻上がりの急伸。

■直近上場銘柄に高値更新が続出

 東証マザーズ指数は4日ぶりに昨年来の高値を更新。を更新した。7月31日上場のSunAsterisk<4053>(東マ)日本情報クリエイト<4054>(東マ)、8月25日上場のインターファクトリー<4057>(東マ)は上場来の高値。

 東証1部の出来高概算は9億7648万株(前引けは4億7991万株)、売買代金は1兆8786億円(同8882億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は1228(前引けは1030)銘柄、値下がり銘柄数は846(同1031)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電気機器、海運、その他製品、その他金融、水産/農林、精密機器、陸運、小売り、情報/通信、パルプ/紙、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る