【株式市場】NY株安などで日経平均は一時151円安だが好決算銘柄など高い

株式

◆日経平均は2万3410円76銭(75円04銭安)、TOPIXは1607.61ポイント(9.92ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億9823万株

 10月28日(水)前場の東京株式市場は、NY株安などを受け、日経平均は9時半頃に151円57銭安(2万3334円23銭)まで下げる場面を見せて軟調小動きとなった。中で、26日に業績予想を増額発表した日本電産<6594>(東1)、27日に四半期決算を発表したHOYA<7741>(東1)、28日に予定するソニー<6758>(東1)などが高く、日経平均は前引けにかけて底堅い推移となった。

■新規上場の2銘柄は好発進

 27日に四半期決算や通期予想の増額を発表したさくらインターネット<3778>(東1)シマノ<7309>(東1)が急伸し、28日に予定するインフォコム<4348>(東1)も期待高。ユニバンス<7254>(東2)はEV・HEV用ギヤボックスなどが中国の環境車政策を受けて注目され急伸。マクアケ<4479>(東マ)は大幅増益決算などが注目され急伸。

28日上場のプレミアアンチエイジング<4934>(東マ)は10時9分に公開価格4140円を37.0%上回る5670円で初値をつけ、その後5870円まで上げて前引けは5110円。さくらさくプラス<7097>(東マ)は10時26分に公開価格2330円を47.4%上回る3435円で初値をつけ、その後3440円まで上げて前引けは2971円。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億9823万株、売買代金は9567億円。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は442銘柄、値下がり銘柄数は1645銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、精密機器、情報通信、小売り、その他製品、が高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る