郵政3銘柄が活況高、日本郵政がかんぽ生命、ゆうちょ銀の株式売却予定を発表

■「日本郵政グループ中期経営計画」で保有割合を各々50%以下に

日本郵政<6178>(東1)は11月16日の後場、一段と出直り幅を広げ、12時50分にかけて836.7円(77.3円高)まで上げて出来高も増加。ゆうちょ銀行<7182>(東1)も一段高の936円(56円高)まで上げ、かんぽ生命保険<7181>(東1)は本日の高値圏の1802円(108円高)前後で推移している。

 3社が11月13日の取引終了後に発表した「日本郵政グループ中期経営計画(2021~2025)の基本的考え方」(かんぽ生命、ゆうちょ銀は参考資料として発表)の中で、「郵政民営化法に基づき、金融2社の株式はその全部を処分することを目指し」「まずは、日本郵政が保有する両社の株式について保有割合50%程度とし、新規業務の事前届出制への移行を目指す」としたことなどが材料視された。

 日本郵政は、現在約89%保有しているゆうちょ銀、同じく64%保有するかんぽ生命の保有割合を各々50%程度に引き下げるという。かんぽ生命、ゆうちょ銀は新事業の開始などで身軽になるとの見方が出ている。(HC)

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