【株式市場】「GoToトラベル」一時停止を受け日経平均は上下に約100円幅でもみあう

株式

◆日経平均は2万6648円83銭(83円61銭安)、TOPIXは1781.87ポイント(8.65ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億5518万株

 12月15日(火)前場の東京株式市場は、「GoToトラベル」一時停止を受け、日本航空<9201>(東1)が急反落で始まるなど、朝方は経済への影響を測りかねる雰囲気があった。半面、信越化学<4063>(東1)ファナック<6954>(東1)は終始堅調。日経平均は取引開始後の97円70銭安(2万6634円74銭)を下値として、上値は10時過ぎの4円40銭高(2万6736円84銭)まで持ち直して高下した。

 Hamee<3134>(東1)が四半期決算などを注目材料にストップ高となり、日本ハウスHD<1873>(東1)発行株数の22%近い株数の自社株買いが注目されて急伸。中国工業<5974>(東2)は水素燃料容器などが注目されて連日急伸。セルソース<4880>(東マ)は今期も2ケタ増益予想の好決算が注目され急伸。細谷火工<4274>(JQS)などの防衛関連株がなぜか高い。

 15日に新規上場のビーイングホールディングス(ビーイングHD)<9145>(東2)は買い気配を上げて始まり、10時18分に公開価格1000円を48%上回る1479円で初値。その後1522円まで上げ、前引けは1444円だった。

 もう1銘柄、スタメン<4019>(東マ)は買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格880円を70%上回る1496円で買い気配となっている。

 東証1部の出来高概算は5億5518万株、売買代金は1兆1108億円。1部上場2181銘柄のうち、値上がり銘柄数は926銘柄、値下がり銘柄数は1133銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種が値上がりし、パルプ/紙、ガラス/土石、精密機器、水産/農林、が高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る